ガイド/法人向け営業リストの作り方
GUIDE
法人向け営業リストの作り方
更新日: 2026年9月10日 / 読了目安: 約7分
法人の営業現場で欲しいのは、長い名簿そのものではありません。今かけられる相手が、提案理由つきで並んでいる表です。
このガイドは、法人営業・テレアポ・店舗向け提案(MEOなど)を行う企業・担当者向けに、 営業リストの組み方と、その日に回す営業アタックリストへの切り出し方をまとめます。 地図からの集め方の細部は別ガイドに任せ、ここでは「法人が使えるリストにする」ことに集中します。
この記事の対象
- 法人の営業部門・インサイドセールス・テレアポ担当
- 地域の店舗・事業所へ提案する企業(Web、MEO、求人、設備など)
- 社名・電話だけのリストでは商談化率が伸び悩んでいるチーム
法人の営業リストに必要なもの
法人向けの営業リストは、連絡先の羅列ではなく「提案の材料」です。最低限、次が揃っていると現場が動けます。
- 誰に連絡するか(会社・店舗名、電話、エリア)
- 何の商材・提案か(社内で共有できる一文)
- なぜ今その相手か(提案理由)
- 誰が・いつまでに・どう接触するか(担当と次アクション)
件数が多くても、提案理由が空欄のままでは、新人にもベテランにも同じ「上から順」しか残りません。
営業アタックリストとの関係
現場では「営業アタックリスト」と呼ぶこともあります。意味はだいたい同じで、候補の在庫から、今週・今日かける分を切り出した表です。
- 営業リスト(在庫) … エリアや業種で集めた候補。まだ全部はかけない。
- 営業アタックリスト(当日/当週) … 優先順位と提案理由が付き、実際に回す分。
法人の組織営業では、在庫は共有しても、アタック分は担当ごとに切る、という運用が多いです。 どちらも「会社名と電話だけ」では足りません。
作り方(6ステップ)
- 今月の提案を一文で決める… 例:「23区内の美容室に、地図検索で上位に出ていない店向けのMEO改善を提案する」。曖昧なままだと条件がぶれます。
- 提案理由になる条件を2〜4個に絞る… エリア、業種に加え、サイトなし、求人中、地図上で弱い、など。条件を増やしすぎると「ほぼ全員」が残ります。
- 候補の母集団を用意する… 地図・公開情報・既存顧客の周辺など。店舗データの集め方はGoogleマップから営業リストを作る方法を参照。
- 条件に合う行だけ残し、優先順位をつける… 「30秒でトークが言えるか」を基準に。強い理由順・近い順など、並べ替えルールを1つ決める。
- 担当ごとに当日(当週)分だけ切り出す… これが営業アタックリストです。回せない分は在庫に戻す。
- 結果列を先に用意して回す… 不通/担当不在/興味あり/再架電日。翌週の組み直し材料にします。
入れるべき列
- 会社・店舗名 / 電話 / 住所またはエリア
- 業種(社内分類でよい)
- 提案理由(架電トークになる1行)
- 優先度(A/B/Cなど)
- 担当者 / 次アクション / ステータス / 再連絡日
列は少ない方が回ります。埋める作業が増えるほど、営業リストは「更新されない表」になりやすいです。
法人営業でよくある失敗
- 購入・抽出した名簿を、そのまま全員分の当日リストにしている
- 提案理由がなく、トークが毎回ゼロからになる
- 共有シートは厚いのに、個人のアタック分が無い
- 結果を残さないので、組織として改善できない
店舗リストの集め方
地域の店舗・事業所を母集団にする場合、Googleマップ由来のデータが実務的です。 手作業の限界や、規約への配慮を含む集め方はGoogleマップから営業リストを作る方法にまとめています。本ページは、集めたあとに法人の営業リスト/営業アタックリストへ落とす工程です。
リストールの使いどころ
リストールは、Googleマップの店舗データから、地域・業種に加えて MEO圏外・オーナー未認証・Webサイトなしなどの条件で「今連絡する理由」が付いた候補を作るSaaSです。 社名・電話だけの名簿販売ではありません。
法人の営業リストづくりでは、ステップ2〜4(提案理由で残す・優先する)を早くするための道具、という位置づけです。 ローカル店舗(Googleマップ)・新設法人・求人出稿企業の3モードは、同じアプリ画面で切り替えられます。
- 無料登録する(クレジットカード不要。月100件まで画面で確認)。
- 攻めたい地域と業種を入れる(店舗ならマップ、開業直後なら新設法人、採用中なら求人)。
- 新設法人モードでは都道府県と期間(最大50日)を指定する。国税庁の新規指定データから抽出します。
- 店舗モードでは提案したい弱点条件で絞る。
- 出てきた行に優先度と担当をつけ、当日分だけ営業アタックリストとして切り出す。
- 継続してCSVが必要なら有料プラン(税込月額9,800円の Pro など)を検討する。件数はプランの月間枠内。
よくある質問
営業リストと営業アタックリストは同じ?
近いですが役割が違います。営業リストは候補の在庫、営業アタックリストはその中から「今週・今日かける分」を切り出した表です。法人営業では、在庫だけ増えて当日リストが無い状態が起きやすいです。
会社名と電話番号だけのリストでは足りない?
初回接触のトークが作れません。業種・エリアに加えて「なぜ今この会社か」が1行あると、架電の質と振り返りが変わります。
個人事業の店も法人営業リストに入れてよい?
BtoBの提案先として地図上の店舗を狙うなら、商業登記の有無より「提案が通る相手か」で選ぶことが多いです。社内ルールで法人に限定する場合は、その条件を切り出しの段階で明示してください。
1人の営業が1日何件までが現実的?
業種やトークの長さで違います。大事なのは、理由が言えない行を当日リストに載せすぎないことです。回せない件数は在庫に戻します。
関連ガイド
- Googleマップから営業リストを作る方法
手作業の手順、汎用スクレイパーとの違い、規約への配慮、MEOが弱い店の絞り方まで解説。